適応障害だけど働いています

北海道の田舎住み独身メンタル不安な最弱人間が日々思うこと考えることを記録します

はじめての精神科受診

どうも、chan2です。

 

前回までは転職先でうまくいかず、体調を崩したchan2が精神科を受診しようとしたところまでを書きました。今日はいよいよはじめて精神科へ行ったときのことについて書いていきます。

 

最初の受診の日は、自分の車を使わずバスで病院まで行きました。あれこれ考えてしまい、運転がおろそかになりそうな気がしたからです。予約した精神科病院は、chan2の自宅から高速道路を使って車で1時間半ほどのところにあります。少々遠いのですが、仕事が休めないので土曜日も診療をしている病院を探したのでしかたがありませんでした。

chan2は予約の当日になっても精神科を受診することを迷っていました。自分の考えすぎで、おおげさに行動しているのかもしれないと思っていたのです。自分は病気なのか?思い違いなのか?道中のバスのなかで、お医者さまに尋ねたいことをまとめたメモを何回も読み返していました。

 

病院に到着してみると思ったよりも大きな病院だったことと、ロビーに患者さんがたくさんいてびっくりしました。意外ににぎやかで、ロビーはザワザワしていました。

受付で診察を予約していた旨を伝えると、番号が書かれたポケベルを渡されました。ポケベルが振動すると呼ばれた合図だそうで、おそらく名前を呼ばない配慮なんだろうと思います。

ポケベルを受け取ってロビーの椅子に落ち着きました。しばらくすると病院の職員の方が問診票を持ってきました。自分で記入するのではなく口頭で質問に答えていくものでした。問診が終わりしばらく待つと、ポケベルで呼ばれいよいよ診察です。

 

緊張しながら診察室に入ると優しそうな雰囲気のお医者さまがいました。椅子を勧められ、診察が始まりました。

電話で予約したときの内容が引き継がれていたようで、こちらからあれこれ話す必要がなくてありがたかったです。

このとき先生が穏やかに話してくれて安心したのか、ボロボロ泣いてしまいました。確認したいことがあるからとメモまで用意したのに、言葉にできずめそめそ泣いてしまいました💦

でも、お医者さまはさすがです。慣れっこですね。「いいのいいの、だからこれがあるの」とティッシュの箱を差し出してくれて、とりあえず泣かせてくれました。そして上手く話をききだしてくれてchan2が「適応障害」という病気だと教えてくれました。

先生がいうには、当時のchan2は「進学校に転校してしまい周りについていけない子みたいなもの」で典型的な「適応障害」とのことでした。chan2が気になっていた、この先うつ病で働けなくなるという心配は「今のところなし」とのことで安心しました。そして、やはり病気だったのかと納得しました。

また、「仕事は生活の糧を得るためのものでそれ以上でもそれ以下でもない」と教えてくれました。思えばchan2は仕事が「できる」「できない」ということばかり気にしていましたが、報酬を得るために与えられた業務を淡々とこなしていく…で充分なんです。「できる」人でなくてもかまわないのです。そのように考えたことがなかったので、目からウロコでした。

カウンセリングとお薬の処方を受け、お薬がなくなる前にまた再来するようにとのことでその日の診療は終わりました。

お薬は2種類で、不安感と落ち込みを抑える薬でした。正直いうと向精神薬を服用することには抵抗がありましたが、気持ちが楽になるならと、先生の指示に従うことにしました。

 

chan2はこのときはじめて「適応障害」という病名をききました。病気の知識がないchan2は、診察のあとでスマホで検索してみました。今更ですが、適応障害という病気について調べたものをコピペしておきます。うつ病とは区別されています。

適応障害とは
適応障害とは、ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)によると「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。
ストレスとは「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」です。ストレス因は、個人レベルから災害など地域社会を巻き込むようなレベルまで様々です。
また、ある人はストレスに感じることがほかの人はそうでなかったりと、個人のストレスに対する感じ方や耐性も大きな影響を及ぼします。つまり適応障害とは、ある生活の変化や出来事がその人にとって重大で、普段の生活がおくれないほど抑うつ気分、不安や心配が強く、それが明らかに正常の範囲を逸脱している状態といえます。
さらに、ICD-10の診断ガイドラインを見ると、「発症は通常生活の変化やストレス性の出来事が生じて1カ月以内であり、ストレスが終結してから6カ月以上症状が持続することはない」とされています。ただしストレスが慢性的に存在する場合は症状も慢性に経過します。
もうひとつ重要な点は、ほかの病気が除外される必要があります。統合失調症うつ病などの気分障害や不安障害などの診断基準を満たす場合はこちらの診断が優先されることになります。
しかし適応障害と診断されても、5年後には40%以上の人がうつ病などの診断名に変更されています。つまり、適応障害は実はその後の重篤な病気の前段階の可能性もあるといえます。

(厚労省メンタルヘルスHPより)

 

職場でのストレスが原因で体調不良をきたしていたとはっきりしました。原因不明の不調ではなく病気なのですから治療すれば良いわけです。お薬をのんで先生のカウンセリングを受けていればこのまま働いていけると、chan2はとても安心しました。勇気を出して精神科へ行ってよかったと思いました。お薬の効果が出てくるのに2週間ほどかかるそうなので、それまで待てばいいのです。

これからいろいろなことが良くなっていくと思いました。単純なchan2は、一度の受診ですっかり問題が解決するような気になっていました。まだ考えが甘いchan2です。

 

以前の自分の至らなさを文章にするのは思ったよりも難しいです。書いてみるといろいろ思い出してくるもので、間違いがないか日記と記憶を照らし合わせてみたりして、更新のスピードが落ちていきます💦

長くなってしまいましたので今日はこのへんで。

ではまた👋