転職3 私は仕事ができない
どうも、chan2です。
前回は転職したものの職場に馴染めなかったところまでを書きました。今回は無理をしたchan2に起こったことを書いていきたいと思います。
職場の人たちについて悪いことばかり書いてしまっているので断っておきますと、けして意地悪な人たちではありませんでした。社長や数人の同僚は励ましてくれたり、声をかけてくれて気遣いをしてくれることもありました。
相性が良くなかった上司や同僚だって、上手く付き合えなかったのは chan2が至らないせいです。
経験値が高く使えると思ったchan2が、思ったよりも仕事が出来なくて期待はずれだったために上司は頻繁に注意したのだと思いますし、同僚も不甲斐ないchan2に失望したんでしょう。
すべては周りのペースについていけないchan2に原因がありました。自分のせいで仕事がスムーズに進んでいないと思うと、職場のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいで、いつも謝ってばかりいました。
自分に原因があるのは理解していましたが、同職の同僚との関係の悪さには悩んでいました。
物言いは静かなのですが少々言葉が意地悪というか、嫌味というか…。また、その同僚はchan2のミスやペースの遅さを上司に伝えていました。告げ口というやつです。ミスが濡れ衣だったことも少なくありません。 何かあればすべてchan2がやらかしたことにされるようになり、ほぼ毎日上司から注意をうけていました。このとき自分のミスではないとはっきり言うべきだったのですが、普段ちゃんとやれていない負い目があって、つい謝ってしまっていました。
ミスがなくても「努力しているように見えない」「もっと頭を使え」など、何かしら言われるようになっていきました。chan2なりに一生懸命やっていたのですが、それでは通用しなかったのです。
初めの異変は休みの日に現れました。休日でも仕事の事が頭から離れないのです。土日はお休みだったのですが、金曜の夜以外はずっと仕事のことを考えていました。仕事のことを考えたくなくて、スマホで「転職失敗」「求人」などのワード検索をし続けました。日曜日になると「あと◯時間で出勤」とカウントダウンが始まり、仕事に行きたくなくて気持ちが塞いでいきました。
次は早朝眠っている時の動悸です。心臓がドン!ドン!ドン!と跳ねるように脈打つのです。朝の3時過ぎにはこのような事が起こるため、かなり早朝に目覚めてしまうようになりました。目が覚めた後は、やはり仕事のことばかり考えてしまいました。
次は憂うつな気持ちが持続するようになりました。胸が詰まるような感覚があり、chan2はそれを「かたまり」と呼んでいました。落ち込みや憂うつな気持ちが強いときは「かたまり」が大きく感じられ、胸が塞がったような息苦しさもありました。
また、ネガティブなことを口にするようになりました。ある時突然「このままだとYさん(亡くなった知人)のところに行くしかない」などおかしなことを話してしまい、どうしたの?と妹に驚かれました。chan2は何気なくしゃべってしまったので、自分が何を言ったのかわかりませんでした。無意識に不穏なことを話してしまうようになっていました。
職場で注意を受けた時などは、「消えたい」と思うようになりました。申し訳ないという思いよりも「消えてしまいたい」という気持ちが強くなり、高い建物を見ると自分がそこから飛び降りる想像をするようになりました。そして窓が開けられたり外に出られる高い建物を探すようになりました。
こうやって文章にしてみると、はっきり心を病んでいる事がわかります。けれど、当時のchan2は不調や疲労は自覚していましたが、自分が病気だとは思っていませんでした。この状態が転職してからずっと、2〜3カ月続いていましたが、単純に疲れているせいだと考えていたのです。忙しくせわしない毎日の中で、視野も狭くなっていたのだと思います。
気持ちはどんどん下降していきましたが仕事は休まず毎日出勤していました。もう無理、行きたくない、と思うのですが休むことはできませんでした。
また、転職先で上手くいっていないことは誰にも相談していませんでした。誰かに聞いてもらっていたら状況は変わっていたかもしれないのですが、そんな余裕もなかったのです。忙しく体も疲れていたので友人に会って話す事もありませんでした。精神科を受診して先生に話すまで、ずっとひとりで抱え込んでいました。
意気揚々と転職したものの、職場でお荷物扱いされている自分が恥ずかしかったからかもしれません。この期に及んで見栄っ張りな自分…馬鹿だったと思います。
情けない過去を文章にするのは難しいですね。恥ずかしい気持ちもありますが、まだ少し続きます。
長くなりましたので今日はこのへんで。
ではまた👋